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山口大学先端分析研究推進体の設立に思うこと


分析化学を研究するには、材料についての知識も必要。
材料は、無機から有機、そして生体材料まで幅広い。
そのため様々なバックグラウンドの研究者が一堂に会する場が必要であり、そのための“分析化学を中心とした研究体”を安達先生が創造された。

社会における“分析難民”を救うため。

分析は、多くの場合は自社で対応できないと大手の分析会社に外注をし、そこで断られたら行き場をなくすことが多いかと思います。
大手に断られた場合、その方がどれだけ分析化学の研究者とコネクションがあるかという点で、その先が決まってくるように思います。
つまり、その先は研究要素が多いことから、分析の研究者と直に話をして糸口を掴むしかなくなってくるのです。

とはいえ、そうした研究者と面識がある方の方が少ないと思われ、いわゆる“分析難民”を生んでしまっている現状は、我が国の科学振興において大きなマイナスであることは間違いないと思います。
多くの場合、この先の窓口になるのが都道府県の工業試験所だろうと思います。
工業試験所には、博士号を持たれた研究者も多く、また専門の研究者とのコネクションもあることから、工業試験所を起点としてつながっていくケースが考えられます。
そのため、企業数の99%を中小企業が占める我が国において、工業試験所をキチンと整備しないと、頼りにしている中小企業の産業競争力が上がるわけがないと思います。
ぜひ国策として地方工業試験所等の底上げをと思いますし、私も関係者とお会いする際には訴えていますが、それはさておき、分析技術の向上には製品に関する知識も必要です。

そのため、分析の研究者がオールマイティを目指すのではなく、様々なバックグラウンドを持った研究者や技術者が集まる場を作ることで、社会の分析難民を救えるのではないかと思いました。
その思いをより強く持っていた、渡會研OBの山口大学・安達先生の思いから“山口大学先端分析研究推進体”設立のお話を伺い、外部委員として協力することに致しました。
分析会社も民間企業ですから、対応には限界があります。

その対応から漏れた、研究要素を含む分析課題を引き受け、研究の立場で対応していく組織として機能したいと考えています。弊社もその一環で、研究要素を含む課題に対応しております。
お困りの際は、弊社にお問い合わせください。

河野拝

About Us
河野誠

株式会社カワノラボ代表取締役、博士(理学)。大阪大学理学研究科化学専攻を修了、専門は分析化学。 従来技術と新規分析法の開発で、製造業の生産性向上や研究開発を促進し、人口減少社会でも競争力ある日本のためベンチャーを創業。